駆動系の分解組み立て(1)〜駆動系ケースの外し方,プライマリープーリーとWR交換
お約束:整備不良で故障したり事故ったとしても、全ては自己責任。
行きつけのバイク屋や詳しい知人等に、実地の手ほどきを一度受けてから弄る事をお勧め。
メインスタンドを立ててエンジンを 切る。Gロックは解除の状態でまず は赤丸印のネジを全部外す |
キックペダルのネジは完全に外し ペダルを手前に引き抜く |
樹脂カバーは1番の+ドライバー を押さえ付けながらスパナで回す |
Gロックケーブル固定の座金付き ネジ。これも舐めない様に注意 |
エアクリ連結部は2番の+ドライ バーで緩めてエアクリを離す |
ギアオイルのガス抜きホースを 樹脂ケース固定部から外す |
外した樹脂カバーにネジや工具を 無くさない様に置いとくと良い |
六角レンチで11箇所の六角ネジを 外す。ガスケットを破らない様に カッター等で剥がして蓋側のネジ に差し込んでおく |
ここからは油分のついた軍手等は 避けて革手袋に替える。ベルト中 央部を押さえ込んで、セカンダリ ーに食い込ませる |
セカンダリーを両手で強く掴み込 んで、ベルトを完全に中に落とし、 プライマリー側でベルトがフリー の状態になる様にする。重要! |
ドライブフェイスをプーリーホル ダ(写真)やプーリーロックレン チ等で固定、17番のレンチでナッ トを緩めて外す |
ボスワッシャーを無くさない様に 取っておく。ベルトはセカンダリー に噛ませた状態を保持 |
プーリーを外す。ランププレート の裏にワッシャーを入れる際はこ の位置に差し込む |
今回は4VP改から5FA改での 17mmφWRでの試走の為にプライマ リープーリーを全交換。 |
ランププレートを押さえながらプー リーをしっかりと入れて(裏側にガ タがない様に押し回して確認)ワッ シャーを差し込む |
ドライブフェイスをはめた状態で スプライン(クランクシャフトの ギザギザ)がしっかり出ているの を確認。キック用ワッシャとスプ リングワッシャ,ナットを仮止め |
ベルトがフリーの状態でプーリー ホルダとレンチでナットを締める。 緩すぎると外れるし強く締めすぎ るとネジが痛む。本当はトルクレ ンチの使用を推奨 |
プーリーを手で回してみて更にエン ジンを掛けて軽くアクセルオン。 異常がない事を確認し、再度ベルト をセカンダリーに噛ませてプライマ リ側ナットを増し締め |
逆手順で駆動ケース蓋を閉め、エアクリ固定部とGロックケーブル固定部,樹脂カバーとキックペダルを取り付けて終了。
※走行中に激しい異音がしたら、直ぐさま安全な場所に停めて自分で点検するかバイク屋に持ち込むべし。
参考ページ:こちら二輪部改造課アドレス110係〜駆動系編